「おねがいツインズ」 第8話「恋は素直に」

ま・さ・に・だーいどんでーんがぁえーーしぃっっ!!

まさか先輩(メガネ)と島崎(ホモ)が恋人同士だったなんて!!

ってちょっと待て。何じゃその安い一昔前のトレドラみたいな展開は。あー、マジでこれっぽっちも前フリないよなー。前回の「それは秘密にしておいた方がミステリアスだよ」くらい?まさか前回たまたま思いついたんじゃないか、って疑うくらいに唐突だったのでちょっとビビりました。

まー話的にはいいんじゃないですかね。胸触られたくらいであそこまで激しく反応するのは、どうかと思いますけど。茶髪ガングロ系女子高生でなかったとしても、「それはあんたがおかしい」って言われそうなくらいに過剰な反応ですが、ま、ラブコメなのでね。リアルではないので、これくらいの方がいいんじゃないですか。

あー、しかしラブコメとリアル恋愛の綱渡りを頑張ってしようとしていますねー、このアニメは。

「男だから我慢できない時だってあるよ」

ってのはグッとくるセリフだよね。しかしそこを踏み越えて「相手を傷つけてしまう」よりは「我慢をする」方を選択することを良しとする、という結論でした。

っていうかこれってラブコメの肝となる部分だよな。「Hしたい!」って気持をぐっと押さえつけて、「お互い(2人以上の場合が多数)の関係性・気持を大切にしたい」からギリギリのところで踏みとどまる、その踏みとどまっている時のムズムズ感こそがラブコメの醍醐味ではなかろうか。射精を我慢している感じに似ていなくもない。いや、似ていません。すみません。

まー勿論これはあくまで「ラブコメ内」の話で、現実の恋愛とリンクする部分は薄そうですけどね。いや、俺としてはせっかくアニメを観ているのだから、現実の恋愛における痛々しさよりも、エロ満載の女の子に囲まれてウハウハしたいのである。まー、あんまそれも行きすぎるとバカ丸出しって感じでアホらしくもなるが、「おねツイ」は微妙な匙加減でリアルな恋愛的側面を出しつつも、最終的にはきちんと「ラブコメ内」に話を収めてくれる。そんなところがこの作品の大好きなところである。あれ?意外にこのシリーズ俺好きかもしれない。