花右京メイド隊 La Verte 第12話「本当の笑顔」

画が萌え画に戻ってる！　しかも、マリエルの着替えシーンから始まって、コノエ×早苗のレズシーンに、ネコちゃん相手に甘えた声ではしゃぐ萌えコノエまでキターーー！！！

所々適当な瞬間もあったけど、全体的に良質な作画だった。この作品はシリーズ全体を通して、いい意味で画が統一されていない。話毎に、それだけでなく同じ話の中にも、全く性質を異にする画がたくさんある。それだけ、原画を尊重しているということなのだろう。一昔前までは、画が統一されていないアニメはたくさんあった。ところが現在では画の統一が進んで、話毎の、また場面毎の絵柄の違いがほとんど分からなくなってしまっている。勿論、全体のクオリティをコントロールすることで、作品全体の質のレベルアップに繋がっている部分はあるのだが、多少凸凹でも個々の特性が見えた方が嬉しいと思う、私のような人間もいるのである。

前回の感想で「作画が乱れていた」としている人が多かったのは、私にとっては少し驚いたと共に残念だった。画が統一されていないと、最近の人は「下手」と感じてしまうものなのかもしれない。あれだけ濃い画なのになぁ。（まー私自身も「ヘタレか上手かは分からない」って書いているのだから、同罪なんだけど）

しかし、振り返ってみたら実に素晴らしい作品だった。振り返ってみるまで、こんなに素晴らしい作品だとは気がつかなかった。私の中で、後半になるにしたがってどんどんと評価を上げていった作品となった。