プラネテス 第9話「心のこり」

今回はいつもの超絶作画が、超絶ではなくなっていた。その分、私的に萌え要素の高い絵になっていたので、差し引きゼロとはいかないまでも、充分に満足できるものとなっていた。タナベは目が小さく描かれていた方が、可愛らしいと思う。

この頃から、明らかにタナベがハチマキに対して好意を抱き始めている。で、ハチマキもタナベの気持ちに薄々気付き始めていて、それに対してまんざらでもないといった様子である。まぁ、この二人がお互いに惹かれ合うのはほとんど必然と言っていいかもしれないなぁ。タナベも、ハチマキも、お互いに「熱血」同士だし。特に今回の話では、師匠ギガルトを前にして、ハチマキはいつにも増して張り切って、無邪気に「熱血」な行動を示していたし。女性は、男性が子供のように無邪気に一つのことに夢中になって追いかけていく様や、一生懸命になる様に、ついキュンと胸を打たれちゃうんだよね。後、ハチマキも「アニキ体質」だから、「先輩先輩」とキャンキャン追いかけていくタナベを、鬱陶しいというポーズをとりながらも内心では可愛らしいと思っていそうだしね。

逆に、ハチマキとクレアが付き合っていたという事が、私には解せないのだけれど。まぁ、ギガルト師匠が看破なさったように、クレアもクールを装いながら、その内面はハチマキやタナベ同様に、生真面目で「熱血」体質だから、まんざら不思議なことではないのかもしれないのだけれど。

それにしても、今回の話も「少年ジャンプ」のような熱くてストレートな話であった。是非、この方向性でこれからも行ってほしい。