レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜 第24話「ウヒョホ できたよタリスダム-MR. SPARKLE OR: HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BEAST-」

ひょっとすると、このサブタイって毎回、何かのパロディになっているのか。今回は、スタンリー・キューブリックの名作「博士の異常な愛情」の原題"Dr.Strangelove, or How I learned to stop worrying and love the bomb"から。

大地丙太郎おなじみの「親子愛情話」。は、いいんだけど、ディーノの親爺さん、絶対ディーノの打ち明けた「秘密」の重大さ、これっぽっちも分かってないよ。自分が作ったタリスダムや、ひょっとするとレジェンズのことさえ知らなさそうだ。(タリスダムにレジェンズが収まるところを、ポカーンと見ていたしな)余りにも親爺さんがアホ、もとい懐が大きすぎるので、ディーノが真剣に悩んで打ち明けるところもイマイチ感動しないのだよなぁ。

お馴染み「G・W・ニコル」の3人組によって発動する「エレメンタル・レギオン」の格好悪さにビックリ。ただ、スライムみたいのに3体が絡め取られて、身動きできない状態なだけじゃないか。にも関わらず、「G・W・ニコルビーム」とかいった適当なネーミングの必殺技で、本当に必殺技を出してしまうところに更にビックリ。飲み屋とかでスタッフが冗談で話し合っていた設定を、本当にアニメで現してしまったような、乱暴な手法である。だけど、この乱暴な手法を「実際に」選択してしまうところが、大地丙太郎のエラいところなんだよな。ギャグや手法自体はまるで「メタ」アニメなのだけれど、扱っているテーマや物語自体はとことん「王道」なアニメだ。面白い。