BECK LIVE-13「シェル・ブリュ」

非常に面白い。面白すぎて、特に言うことなし。あー、でも歌は相変わらず微妙ですね。これなら浪川大輔が直接歌っても良かったんじゃない?

歌っている人はHUSKING BEEの平林一哉

http://www.bounce.com/news/daily.php?C=4672
http://www.ini-ini.com/huskin/index.shtml

ハスキンはいいんだけどさ、何で磯部正文じゃないんだ? 磯部ならば、非常に説得力のある歌声を聞かしてくれただろうに。元々、ヴォーカリストじゃない人にわざわざ吹き込んでもらうってのが、ちょっとスタッフの真意を掴みかねるなー。

BECKの原作の良さって、「歌や演奏が聞こえないからこそ、熱気溢れるライブシーンの描写力と演出によって、読者の頭の中に最も理想とする音楽を想像させること」にあると思うんだよな。でも、アニメになると歌やライブが実際に聞こえる訳で、それがちょっと微妙な出来であったとすれば、原作が持っていた最も大きな魅力が損なわれてしまうのではないだろうか。歌をつけるのであれば、スタッフ側も覚悟を決めて、観客が充分に納得できるだけのレベルと魅力を持った人に吹き替えてもらうべきであったと思うのだが。HUSKING BEEというビッグネームを持ち出さなくても、インディーバンドを中心に慎重に選考を重ね、誰もがピッタリと思える人材を見つけることはできなかったものであろうか? コユキの歌声って、「BECK」における要だと思うんだけどな。他が素晴らしいだけに、残念でならない。