ふたりはプリキュア 第46話「サイアク〜!石の力が奪われた〜!?」[anime]

ラスト3話。ということは、前回のダメダメコーラス話が、ラストに向けての大盛り上がり大会のつもりだったのか。
今回も、やたらと「友情」を強調した演出をしていたけれど、今まで積み重ねてきたものがあまりに薄っぺらすぎるから、全く説得力がない。なぎさ&ほのか、前回に引き続いて今回も友達に黙ったまんまで登校からエスケープするしさぁ。

他の奴らが二人の勝手な行動(事情を知らない者から見たらそう見えるはず)を責めないというのは、「仲が良い」や「信頼している」からなんかではなく、ぶっちゃけ「どうでもいい」って思ってる訳でしょ? 実際、2人がピンチが迫って緊張して危険信号出しまくっているはずなのに、気付いたのは志穂だけだった訳だしさ。(で、その志穂にしたって、気付いたまま何も言わないでやり過ごしちゃうし)

ここらへんは、しっかり丁寧に描き込んでこそ、ラストに向かって盛り上がるはずなのに、いつもどおりグダグダなまま進んでいくので盛り上がらないこと甚だしい。なんか、普通のB級アニメだよなぁ。五十嵐卓哉ならば、緻密に物語を積み上げて王道の感動ドラマを作りあげてくれるのだろうけれど。まぁ、構築度が高いだけに息苦しい部分は、ひょっとしたらあったかもしれないしなぁ。全体の構成に関しては割と大ざっぱな西島大介演出くらいの「ヌルさ」が、逆にアニオタや現役少女たちにはちょうど良い温度なのかもしれない。私的には「ダメなものはダメ」という評価ですけどね。