雑記[hi-bi]

oippu2005-02-28


今、録画したアカデミー賞を見終わった。ビックリ。「ひょっとしてパーフェクト賞?」と思っていたのも束の間、まさか最後の最後でこんなどんでん返しを喰らわされるとは。編集賞美術賞を連発して受賞していたので、こりゃあ作品賞も監督賞も「アビエイター」で決まりかな、と思っていた。まさか、「ミリオンダラー・ベイビー」が両方受賞するとは思わなかった。昨年の「ミスティック・リバー」に続いて、クリント・イーストウッドへの評価が異様に盛り上がってきている。すでに「許されざる者」で作品賞&監督賞を受賞しているので、ここはまだ無冠のスコセッシに賞をあげるものとばかり思っていたのだけれどなー。

あー、でもやっぱりアレですかねー。何のかんのいってビッグ・バジェットで大作を任せてもらえるスコセッシに対して、イーストウッドはこの「ミリオンダラー・ベイビー」のようなロー・バジェット映画しか制作できないという現状に対して、ハリウッドの良心家たちが一石を投じたということですかねー?(「キネ旬」によると、イーストウッド監督はあちこちに頭を下げまくってようやく予算を降ろしてもらったそうだが、それでも足りなく、半分の予算を自分のポケットマネーから出したそうである)

まー、作品的には「ミリオンダラー・ベイビー」の方が面白そうなので、私的にはこれでもいいのだけれど。あー、来月のアフタヌーンにはふくしま政美の連載も始まるし、世の中ビックリすることばかりですねー。