閃光のナイトレイド 第9話 「新しき京」

A-1 Pictures制作で、「ソ・ラ・ノ・オ・ト」に続くアニメノチカラ第2弾。

話途中から観ていたので話の内容はよく分からなかったものの、奥行きがあり、リアルな質感を持った美術設定は素晴らしかった。

時間が跳躍するカットの繋ぎがちょくちょく見受けられたな。それ自体は演出としてのテンポの良さと洗練さを重視したものだとは思う。でも、「ちょっと無理あり過ぎじゃね?」というカットの繋ぎもちょくちょく見受けられたな。たとえば、主人公が川澄綾子声の預言者を救い出す場面だ。主人公が預言者が囚われている部屋に、窓側からたどり着き、彼女を救い出そうとするところが、部屋の中から撮影される。その後、侵入者に気付いた護衛兵が預言者がいる部屋の扉をドンドンと叩く場面に展開される。当然、カメラは「部屋の外」の護衛兵側に移る。で、合鍵を持った護衛兵が部屋の中に入り込むと、2人の姿は跡形もなく消えてしまっていた。で、次の場面ではいきなりどこかの小屋に主人公&預言者が入っていく場面が描かれる。

そんなすぐに逃げられる訳ねぇだろ、カット割りで誤魔化すなよ、と言いたい訳ですよ。

フックのない地味な作りの作品だが、世界観がしっかりできていそうなので、これからじっくりと視聴を続けて判断していきたいな。