DearS 第2話「小さすぎたかしら」

蜜香先生@井上喜久子は今週も身悶えています。

それはそうとして、和泉寧々子の地味な佇まいに今週も眼が離せなかった。丸裸のレンと武哉が抱き合っているのを見てもヒステリックにならずきちんと膝を交えて話をするところ、レンに付けられている「鎖」を見て「人の趣味をとやかく言う気はないが」と言うところ、行方不明のレンを探そうとせず先に帰ろうとする武哉に対して「お前がいいと言うのならそれでいいが」と言うところ、などなど、寧々子の一つ一つのセリフ・行動が実に落ち着いている。
普通、こういった幼馴染みキャラって過度に干渉し過ぎ&お節介過ぎと相場が決まっているのだが、寧々子は決して出しゃばった真似をせず、相手の意見・立場をきちんと尊重できるだけの利口さを持っている。「大人」なのだ。
だからこそ、未だ「少年」である武哉と、生まれたばかりの「赤ん坊」同然のレンをきちんとサポートすることができるのであろう。レンと武哉のやり取りを見て、「この2人は一晩二晩放っておいても過ちは起きない」と見抜く観察眼の鋭さも、地味ながらも趣味が良い服を選んでいるところも、ポイントが高い。
しかし、最もポイントが高いのは、寧々子の佇まいがそのへんにいる(地味な)女の子と変わらないところだと思う。こんなに出来た女の子ってリアルじゃない? いやいや、意外といるものですよ。(地味な女の子たちの中を探せば、の話だが)そういう意味では、けっこうリアルかもしれない。