機動戦士ガンダムSEED PHASE-21「砂塵の果て」

砂漠の虎、バルトフェルドさんのコスプレ、もとい戦闘服に、それまでの戦闘シーンの拙さがどうでもよくなってしまった。ガッチャマンか、阪神のハッピを思い起こしてしまうような、イカれたコスチュームでステキでした。

あー、戦闘シーンに関しては、スカイグラスパーが敵戦艦に杭を打ち込んでから、振り子の原理で飛翼から出したカッターで敵戦艦を切りつける、という下りが面白かったデス。スーパーロボット的アクションの方が本作品には合っているようだ。バルトフェルド率いる地上軍のラゴゥだって、まるでダンクーガみたいだしなぁ。

「ラミアス艦長←→バジルール」「バルトフェルド←→イザーク」の間で、両者共に部下から反発され、それに対して上官が「命令だ」と答えている点は、本作品の組織の描き方が象徴されていて、興味深い。「命令だ」ってわざわざ言葉にしなければ言うことを聞かない部下どもがいる軍隊って、かなり問題あるよなぁ。こういった上下関係の曖昧さが、本作品の面白いところでもあり、ダメなところでもあるのだが、スタッフはどう考えているのだろうなぁ。