機動戦士ガンダムSEED PHASE-23「運命の出会い」

アレ? 面白いよ? 戦闘場面が中心なのだけれど、これまで懸念となっていた「一つ一つのアクションは分かりやすいけれど、全体としての流れが悪い」という欠点をクリアしていて、非常にタイトでテンポのよい構成となっていた。「艦を360°回転→水上の敵を撃つ」というシークエンスは、非常にスーパーロボット的で、グッドであった。やっぱりSEEDってスーパーロボットものだよなぁ。開き直った演出にした方が、明らかに面白いよ。

後、カガリアークエンジェル隊についていったのは「キラに惚れたから」という単純な理解でいいんだろうか? 自己分裂気味のキラ君の行動の「言い訳」として、「お前、訳分からなすぎ」というセリフを前の話でスタッフに言わされていたカガリであったけれど、カガリ自身も充分に訳の分からないキャラクターだよな。まぁ、コイツの場合はただの「気まぐれ」ということで説明がつきそうだけれど。今回も、フラガ大尉の後をノコノコ付いていきながら、全く役に立たないどころか、むしろアークエンジェル隊の足を引っ張りまくっていたなぁ。何がしたいのだ、カガリ? というか、何がしたいのだ、スタッフ達は? 

ただ単に、カガリアスランを出会わせて、(アスランカガリへの)フラグを立てたかっただけ、ということなのかなぁ。

後、せっかく「船酔いでフレイが吐きそう」という美味しいシチュエーションを用意しておきながら、艦360°バレルロールをした後でフレイのゲロシーンを見せてくれないのは、余りに殺生ではないですかぁ。