機動戦士ガンダム SEED DESTINY PHASE-2「予兆の砲火」

死んだはずの三人衆、フレイ@桑島法子、クルーゼ@関俊彦、フラガ@子安武人が別のキャラに転生して登場。特に今回の仮面の人はフラガ大尉が仮面をかぶっているとしか(苦笑)。「実はフラガ大尉は生きていたのです」といった鉄人28号における敷島博士並みのビックリ展開を期待するのは邪道というものだろうか?

濃密なメカアクション描写はメカスキーには堪らないだろうけれど、キャラスキーの私としては、登場人物の紹介が全くなされていないところがキツい。こちら(観客)がキャラ把握ができていないうちからどんどんと話が展開するので、置いてけぼりを喰らわされている感がある。まぁ、これは話を追っていけば解決できるとは思うのだけれど。そう、信じたい。

私が危惧しているのは、「濃密にする→面白い作品になる」とスタッフが勘違いしてしまっているのではないか、という点である。数多くのキャラクターが登場したり、矢継ぎ早にメカアクション描写が展開されたり、話をギュウギュウに詰め込んだりと、やたらと「濃密性」を目指しているように見える作品の方向性に、私はちょっと違和感を感じるんだよなー。濃密な割には今ひとつ引っかかるところがないのも、不安材料の一つではあるけれど。