ケロロ軍曹 第39話 「ケロロ クリスマス大作戦 であります」「ケロロ 仕事納めの大掃除 であります」

前半−どんなにマニアックなことをしていようと、ラストまでサンタさんの正体を明かさなかったのは非常に粋な計らいであった。オタク向け要素が強いものの、基本的には「子供向けアニメ」であるということを忘れていない。エラい!

後半−と思ったら、年末大掃除をネタに「おばあちゃんの知恵袋」的トリヴィアを披露して、パパさんママさんのハートまでしっかり掴んでしまおうというちゃっかりぶり。この商売人!! いや、マジな話、これからのアニメーションは「いかに幅広い層を取り入れるかが成功の秘訣」だと思う。(たとえば最近の「戦隊もの」や「ウルトラマンシリーズ」では、若くてハンサムな俳優を総動員し、お母様のハートをくすぐるような作りになっていますよね。「ガンダムSEED」もメカ要素、萌え要素だけでなく、腐女子要素をしっかりと考慮していたし)

オタに、子供に、パパさんママさん、後は腐女子要素を加えれば完璧だな。まぁ、軍曹自体が可愛らしいキャラクターなので、すでにそのへんは補完していると言えるのだけれどね。