交響詩篇エウレカセブン 第6話「チャイルドフッド」[anime]

oippu2005-05-22


今さらながら「エウレカセブン」を連続試聴。すっげえ面白い。やっぱり、「サーフボードにロボットが乗る」というアイデアが素晴らしいと思う。実はロボットもののメカ戦って、何が起こっているのかよく分からないことが多く苦手だったのだ。だけど本作品では、各機が空中を自由自在に動いていながら、それぞれの動きをきちんと追えて、私のようなメカ戦オンチにもその迫力が充分に味わえることができる。「サーフィン」という比較的身近なスポーツを持ってくることで、ロボットの動きに人間的なリアリティを与えているのだろう。そう言えば、やはりメカ戦が素晴らしかった「キングゲイナー」も、「ロボットもの」よりは「ウルトラマン」などの特撮ものやプロレスに通ずる快感があったと思う。今後、ロボットの身体性はますます人間の身体に近いメカデザインになっていくのだろうな。あ、アニメ界での話ですが。(まぁ、現実世界においてもそうなってもおかしくないけど)

あと、ベタな意見でスマンけれど、子供の視点・大人の視点がきちんと保たれているところが素晴らしかった。90年代後半からの傾向だと思うけれど、つい最近まで子供向け作品の多くは、子供向け作品にもかかわらず、「青少年的な悩み・課題」をテーマにすることが多かったように思う。(もっとぶっちゃけたことを言うと、やたらと子供っぽい大人が出てきてグジグジ悩んだり、大人びた子供が出てきてムチャな責任を負わされたりするような、バランスの悪い作品が多かったように思う)だけど、「仮面ライダー響鬼」や「ふたりはプリキュア」を見ても感じたけれど、最近はその傾向が少なくなってきて、実年齢に合った等身大なキャラを描くようになってきたと思う。本作品でも、14歳のレントンは14歳らしく、三人のガキはガキらしく、未熟さと、無邪気さと、しかし年齢に合わせた責任感を持ち合わせたキャラとして描かれており、たいへん好感が持てた。どの話も面白かったが、私的には今回の話がいちばん面白く観ることができた。

あー、あと三人のガキのカツ・レツ・キッカぶりにはたまげましたよ。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/5415/image/gundam3.jpg
http://www.b-ch.com/contents/eureka7/chara.html
(ページ中程)

あー、あともひとつ、主役のレントン&エウレカのコンビが「だぁ!だぁ!だぁ!」の光月未夢&西遠寺彷徨の名塚香織&三瓶由布子であるというのは、みんなが指摘するところだと思ったのに、あんまり指摘しているのを見たことがないな。だから私が言っておきました。