愛してるぜベイベ[anime]

oippu2005-06-05


所謂「幼女愛玩もの」。「幼女(ゆずゆ)可愛いよ、幼女」と思いながら、ニタニタハァハァするヤツですな。と思って観ていたら、高校生同士の恋愛が描かれたり(ペッティングシーン有り)、父親が新婚したことでナイーブになっている年頃の女の子の心情が丁寧に描かれたり、桔平クンの余りのアホアホ&ブリっ子ぶりに萌えそうになったりと、とにかく色んな面から楽しませてくれて飽きない。

ヌルくて、ダラダラした話なのだけれど、1つ1つの描写・エピソードにきちんとリアリティがあるから、退屈な話に転がらない。ゆずゆのちょっとした反応をとってみても、成る程と思える説得力がある。実際に小さな子供と常日頃接しているんだろう、と思わせられる部分にまで踏み込んで描けているのだ。(朝、ゆずゆが桔平に「靴下出してー!!」と言って、台所を走り回るところなど、「子供がいる家族」の自然な空気が巧く出ていた。こうしたところを見ると、テクニックだけでできる描写ではないなと思うのだ)
アニメとしては、あくまで「フツー」の出来なので、これは原作の力に拠るところが大きいのだと思う。

しかし、これで「りぼん」連載なんだ? こんなヌルい作品に、突然ペッティングシーン(しかも、場所が学校の階段の踊り場w)が出てくるとビックリするな。おそらく原作でもあったシーンなのだろうけれど、いくらCS放送とは言え、よくアニメでも再現したよな。私がまだ高校生の頃に「りぼん」や「なかよし」を読んだ時は『この手の少女マンガ雑誌って、ホント何十年経っても変わんねーよなー』なんて感想を持っていたものだけれど、しばらくチェックを怠っているうちにこんなことになっていたとは。

http://comics-1.bbs.thebbs.jp/1109062109/

でも、エロエロ描写全開の「いちご」や「ネギま」よりも、「愛してるぜベイベ」でエロいシーンがちらっと出てくる方がよっぽどドキドキするな。やっぱり「所詮は中学生の妄想」の少年マンガのエロに対して、少女マンガのエロは妙に生々しいからなのか? 子供の情操教育云々っつう議論もあるかもだけれど、でも私も子供の頃、よくエロいシーンを観ていたし、別に問題ないんじゃない? あ、私が観ていたのは主に「火曜サスペンス劇場」とかでだったけれど。(たぶん、女優は片平なぎさ