けいおん! 第5話「顧問!」
文化祭ステージに軽音楽部が申し込む回と、その前段階として山中先生が軽音楽部の顧問に就任する話。
(一見)おしとやかキャラの山中先生に、なぜ真田アサミがキャスティングされたかの謎が氷解される回。さすがにでじこや最近では「絶望先生」の常月まといを演じられただけあって、裏表のあるキャラを演じさせたら天下一品だなぁ。(海の回で、すでに真田アサミのダミ声が聴けていたので、既に謎は解けてはいたけれど)
後、すでにDEATH DEVILの件も、裏表あるキャラである件も、軽音にはみんなバレバレである状況で、自分のキャラ高感度をアップさせることを狙って、澪の書いた恥ずかしい歌詞を肯定するような口ぶりをするところなど、あさまし過ぎる。
今回も色々と小道具が面白かったな。ところどころでインサートされる校長?の上半身の彫像がいいように悪戯されている姿(ほっかむりをかぶせられたり、麦わら帽子をかぶせられたり)は、京都大学の折田先生像がモデルと思われる。現実の方がよっぽど過激ではあるが…。
http://freedomorita.web.fc2.com/histry02.html
今回の携帯シリーズ!
今回は澪の携帯で。形状から言って、ソニーエリクソンのウォークマン携帯かな。一昔前の世代のものか、最新のものかまでは分からないけれど。
http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/s001/index.html
今回の神演出シーン!
はやはり、昔軽音楽部に所属していた過去を知られたくなくて、音楽室までチーターのように障害物を乗り越えて駆けていく山中先生の描写だろう。
絵コンテ・演出は京アニの俊英高雄統子。
「けいおん!」はディテールで笑わせる部分が多く、今回もそれが大いに活きていた。
たとえば、フラれた男の子からの「ワイルドな女の子が好き」という言葉を受けてバンドをはじめ、どんどんアヴァンギャルドな格好に化していく山中先生の格好が面白すぎる。最期にはSlipKnotみたいな格好をして、女性の原型留めていないし。
また、澪の書いた歌詞も実に酷かったなぁ。(それが本当に楽曲化されてしまう現実世界も凄いが)
次回はいよいよ文化祭!楽しみ!