けいおん! 第6話「文化祭!」

文字通り、文化祭にて、軽音楽部として初めて他の人々の前で自分達の演奏を披露する回。

第5話まで観てきたが、こんな体たらくでどこまでまともな演奏ができるのだろう?
と思ったら、ビックリするほどまともな演奏を聴かしてくれた。まるで、CDに収録された音のような(苦笑)。

しっかし、紬以外は素人同然と思える女子高生たちが、初めての人前の演奏でオリジナル楽曲を手がけるとは、度胸がある。本番前まで一切演奏を合わせたところは観ていなかったが、まぁ過程を全部すっ飛ばしてしまった方が逆に誤魔化しが効かせるという事情は分かるけれど、できればちゃんと見せて欲しかったなぁ。
後、作曲は紬が担当した…という強引な設定にも少々驚いたが(音楽のことはあまり詳しくないものの、ピアノで作るような曲ではなく、ギター主体で作成された曲のように聴こえた)、それぞれの演奏付けはどうやって行ったのだろうか?(いくら何でも、紬がそれぞれのメンバーに対して演奏を考えてあげた、という設定は無理があり過ぎる)澪と律は、一応は自分で演奏を考えたのだろう。で、到底期待できそうにない唯は、おそらく山中先生との特訓の中で、山中先生にフレーズを考えてもらった…と考えれば、一応の説明はつけられるかな。それでも、素人同然の女子高生4人のする事としてはちょっと凄すぎるけどね!(このあたりも、下手に過程を詳しく描いていないからこそ、誤魔化しを効かせられる場面ではある)

文化祭の本番中は、4人の演奏が観たかったのだけれど、それもヘンなPV風映像に変わってしまったのが残念。しかし、あれは何のパロディのつもりなんだ? あまりにもバカバカしくって、最高だったけれど。(唯のピースサインに対する外人たちのリアクションがまた古臭いズッコケ方で、それも含めて笑ってしまった)

PV風映像もそうだけれど、他のディテール面でも今回も色々と笑わせてくれた。ギャグのレベルは高くはなく、むしろ相当に低いのだけれど、「けいおん!」でのギャグは、なんかあまりにくだらなすぎて逆に笑ってしまえるような、しつこさと愛嬌がある。唯と律が互いにお相撲さんの真似をし合う、というギャグも相当にクオリティが低いのだけれど、延々と続けていると、なんかおかしくなって笑ってしまうんだよなー(笑)。

後、山中先生がゴスロリ衣装作成するという設定もなかなか面白かった。確かに、へヴィメタ好きとゴスロリ好きって、意外にカブってたりするので、上手い所を突いてきたな、と思ったな。(その服装を軽音楽部面々がちゃんと着るところもいいな)

後々、(実際の本番ではやらなかったけれど)律が本番を想定して、それぞれのメンバーのメンバー紹介を行っているところの絵柄がやや頭身が低く、キュートに描かれていたのが、萌えでグッドだった。

けいおん! 3 (初回限定生産) [Blu-ray]

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