けいおん! 第10話「また合宿!」

梓を加えて、軽音楽部の面々が再び合宿をとり行う回。

前回同様、今回も水着姿の女子高生の肢体を堪能でき、眼福だった。
胸の大きさ的には、澪 > 紬 (僅差!) > 唯 > 律 > 梓と言ったところだろうか。澪と紬の順序が逆かもしれないし、唯と律の順序も逆かもしれない。唯の胸が、第4回と比較して大幅に下方修正されていたなぁ。後、唯と律が水着姿で抱き合うシーンがあるが、お互いの胸がぴったり合わさっても、それほど形が変わらないくらいにお互いの胸が小さいところが、私的にグッとくる萌えポイントだった。

今回も、やはりディテールに凝っていて、面白かった。以下、箇条書き。

・律の携帯も、形状からいって三菱端末のようだ。配色から考えて、D905iのようだが、ひょっとしたらもっと前のモデルかもしれない。
http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product/d905i/index.html
・紬が寝言で「ゲル状」と言っていたのが印象的。第4話での「合宿」の回のネタを、ここでも引きずっている。寿美奈子のアドリブか?
・澪がヨレヨレのさわ子先生をお化けと勘違いして騒ぐところで、澪の表情が楳図かずおっぽくなる。

毎回、毎回、「フツーのこと」を描きながらも、クオリティが落ちないのは流石。

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山伏日記、更新しました。

oippuのもう1つのブログ、山伏日記を更新しました。

青いブリンク」12話〜16話の感想を書きました。「青いブリンク」は、手塚治虫本人のキャラクターデザインの絵が動くというちょっとした感動以外に見るべきポイントがなく、ちょっとテンション低目です。

http://d.hatena.ne.jp/yama-bushi/

けいおん! 第9話「新入部員!」

梓が軽音部に入部して、軽音の面々のあまりのダラけっぷりに辞めようと考えるものの、やはり軽音の面々の演奏の魅力に気付き、再び軽音部で頑張ることを誓う回。

山中先生が紬のケーキを食べた後、幸福に感じすぎて窓の外を見ながら「私、もうここで死んでもいい」という場面で、窓から強い逆光が差している場面とか、梓がライブハウスで演奏を聴いている場面とか、唯が梓に対してケーキを近づけたり引っ込めたりするところで、梓の後ろから後光が差したり、ガッカリの斜線が差したりするところとか、細かいところではネコミミを持って山中先生があずさの背後にしのび寄ってくるところの残像の残し方とか、光回りのエフェクトがそこかしこで目立った回だった。と思ったら、絵コンテ・演出は見事な花火シーンのあった第4話「合宿!」を担当した石立太一だった。なるほど、石立太一氏はエフェクトを効かした演出が強い人なのかもしれない。

今回も、ディテールが面白い。梓が軽音部に来て最初にギターを弾いた時に、イメージとして外人の映像が流れるのだが、これはLed Zeppelinをイメージしてるのかな? 確かに、そう考えていくと、ちょっとジミーペイジっぽいところがあったようにも思う。唯と梓の演奏を聴き比べるために梓が演奏を始めたシーンでも同様に外人の映像が流れたが、これはひょっとするとNirvanaをイメージしたものだろうか?確かに、この時の梓の演奏はちょっとグランジっぽかった。

しかし、両親がジャズミュージシャンという割には、ギタースタイルにジャズっぽさがあんまりないのは、ちょっとどうか?という気がしないでもない。

あー、後、今回澪の携帯のアップが出ていたのだけれど、そこで初めて第5話での私の指摘が間違っていたことに気付いた。いやはや、全くお恥ずかしい。唯の携帯が結構古いモデルだったところを踏まえて、もう少し考えるべきだった。
丸っこいボタンのスライド式で、2009年夏放映という背景を踏まえると、やっぱりちょっと古めのモデルとなるが、今はなき三菱携帯をモデルにしたと感がるべきだろう。色が薄いピンクというところから、D904iかな?

http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product/d904i/index.html

後々、唯たちのかばんの1つに、第7話「クリスマス!」で、唯が「これでいいや」といい加減な感じで選ぼうとした親父顔のヘンなストラップがあったけれど、軽音4人のかばんが一瞬映った場面に、かばんの1つにそのヘンなストラップが括りつけられてあった。こうった細かいディテールを繋げてくるのが面白い。ということは、唯はマフラー以外に結局あのストラップを買ったということだろうか?で、誰のかばんにくっついちるのだろう?と色々と疑問や妄想が膨らんでいくところが、ディテール細かいアニメの嬉しいところなんだよね。

けいおん! 第8話「新歓!」

唯たちが2年になり、唯たちの高校に憂が新1年生として入ってくる回 & 軽音楽部による新入生勧誘のための演奏が開かれる回 & 新1年生として彩が軽音楽部に入部する回。

第1話で唯が入学したところを描いていたのだが、7話でもう1年が過ぎ、8話目で2年目突入になるのか。意外に時間が進むペースが速いなぁ。

第6話で軽音楽部による演奏の場面があったけれど、あの回では謎のPV映像が始まって彼らの演奏している姿をあまり観られなかった。その点で、今話では尺はあまり長くないながらも、彼らが演奏している姿をきちんと観ることができたので、満足だった。(1年間、部活に取り組んできているのだから、そこそこの演奏ができたとしても充分に説得力が出るだろうとの前提で、ようやっと演奏を見せられたということかもしれないが) 新入生歓迎会前日で、ジャージ姿で4人が音楽室で演奏した際に、友人を連れてきていた憂がちょっと困った顔をしていたのは、その時の演奏はあんまり上手くいっていなかった、ということなのかな。たった1日で、そこまで演奏に差が出てくるとは、ちょっと考えにくくはあるけれど。

学校の手すりがアップになった場面があり、それで改めて気付いたのだが、この学校の手すりにはウサギや亀の立派な小像が付随してある。その小像が付随した手すりを含め、この学校は何年も前から建立されていたような、昭和の風情があって、良いなぁ。

また、今さらだけれど、豊崎愛生のトローンとした声も素晴らしいなぁ。「おじゃる丸」の声優がいつ交代の必要があったとしても、豊崎愛生がいる限り、大丈夫だな。

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けいおん! 第7話「クリスマス!」

軽音楽部+唯の妹憂+唯の幼馴染み和+山中先生のクリスマス会@唯の家の回。

今回は、通常のタッチの際も、崩し絵の際も、キャラクターの表情がやたらと可愛く描かれているなぁ、と思ったら、堀口悠紀子作画監督回であった。流石である。

今回は、唯と憂の2人姉妹の仲睦まじい様子がみっちりと描かれていたな。プレゼント交換会で、誰に何が当たるか分からない前提であったのに、唯は憂のためにマフラーを、憂は唯のために手袋を選択し、しかもきちんと唯の贈り物は憂に、憂の贈り物は唯に当たったという展開は、あまりに出来すぎな感じはあったものの、2人姉妹の絆の深さを感じさせる、良いエピソードだったな。(冒頭で、唯が憂のマフラーがないことに気付き自分のマフラーを半分貸してあげるところと、憂が唯の手袋が半分ないことに気付き、自分の手袋で唯の裸の手を温めてあげる描写があるが、その描写にきちんと繋がっているところも、巧かった)

また、唯が言った冗談を真に受けて、本まで購入して一芸の前準備をするところも、憂の生真面目さが出て、可愛らしかった。(律の思いつきによって、それは現実化するのだけれど)

後、商店街で出会った紬が、まるでメーテルが来ているような服(ただし服は白地)だったので、少しビックリしたな。

けいおん! 第6話「文化祭!」

文字通り、文化祭にて、軽音楽部として初めて他の人々の前で自分達の演奏を披露する回。

第5話まで観てきたが、こんな体たらくでどこまでまともな演奏ができるのだろう?
と思ったら、ビックリするほどまともな演奏を聴かしてくれた。まるで、CDに収録された音のような(苦笑)。

しっかし、紬以外は素人同然と思える女子高生たちが、初めての人前の演奏でオリジナル楽曲を手がけるとは、度胸がある。本番前まで一切演奏を合わせたところは観ていなかったが、まぁ過程を全部すっ飛ばしてしまった方が逆に誤魔化しが効かせるという事情は分かるけれど、できればちゃんと見せて欲しかったなぁ。
後、作曲は紬が担当した…という強引な設定にも少々驚いたが(音楽のことはあまり詳しくないものの、ピアノで作るような曲ではなく、ギター主体で作成された曲のように聴こえた)、それぞれの演奏付けはどうやって行ったのだろうか?(いくら何でも、紬がそれぞれのメンバーに対して演奏を考えてあげた、という設定は無理があり過ぎる)澪と律は、一応は自分で演奏を考えたのだろう。で、到底期待できそうにない唯は、おそらく山中先生との特訓の中で、山中先生にフレーズを考えてもらった…と考えれば、一応の説明はつけられるかな。それでも、素人同然の女子高生4人のする事としてはちょっと凄すぎるけどね!(このあたりも、下手に過程を詳しく描いていないからこそ、誤魔化しを効かせられる場面ではある)

文化祭の本番中は、4人の演奏が観たかったのだけれど、それもヘンなPV風映像に変わってしまったのが残念。しかし、あれは何のパロディのつもりなんだ? あまりにもバカバカしくって、最高だったけれど。(唯のピースサインに対する外人たちのリアクションがまた古臭いズッコケ方で、それも含めて笑ってしまった)

PV風映像もそうだけれど、他のディテール面でも今回も色々と笑わせてくれた。ギャグのレベルは高くはなく、むしろ相当に低いのだけれど、「けいおん!」でのギャグは、なんかあまりにくだらなすぎて逆に笑ってしまえるような、しつこさと愛嬌がある。唯と律が互いにお相撲さんの真似をし合う、というギャグも相当にクオリティが低いのだけれど、延々と続けていると、なんかおかしくなって笑ってしまうんだよなー(笑)。

後、山中先生がゴスロリ衣装作成するという設定もなかなか面白かった。確かに、へヴィメタ好きとゴスロリ好きって、意外にカブってたりするので、上手い所を突いてきたな、と思ったな。(その服装を軽音楽部面々がちゃんと着るところもいいな)

後々、(実際の本番ではやらなかったけれど)律が本番を想定して、それぞれのメンバーのメンバー紹介を行っているところの絵柄がやや頭身が低く、キュートに描かれていたのが、萌えでグッドだった。

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けいおん! 第5話「顧問!」

文化祭ステージに軽音楽部が申し込む回と、その前段階として山中先生が軽音楽部の顧問に就任する話。

(一見)おしとやかキャラの山中先生に、なぜ真田アサミがキャスティングされたかの謎が氷解される回。さすがにでじこや最近では「絶望先生」の常月まといを演じられただけあって、裏表のあるキャラを演じさせたら天下一品だなぁ。(海の回で、すでに真田アサミのダミ声が聴けていたので、既に謎は解けてはいたけれど)
後、すでにDEATH DEVILの件も、裏表あるキャラである件も、軽音にはみんなバレバレである状況で、自分のキャラ高感度をアップさせることを狙って、澪の書いた恥ずかしい歌詞を肯定するような口ぶりをするところなど、あさまし過ぎる。

今回も色々と小道具が面白かったな。ところどころでインサートされる校長?の上半身の彫像がいいように悪戯されている姿(ほっかむりをかぶせられたり、麦わら帽子をかぶせられたり)は、京都大学折田先生像がモデルと思われる。現実の方がよっぽど過激ではあるが…。

http://freedomorita.web.fc2.com/histry02.html

今回の携帯シリーズ!
今回は澪の携帯で。形状から言って、ソニーエリクソンウォークマン携帯かな。一昔前の世代のものか、最新のものかまでは分からないけれど。

http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/s001/index.html

今回の神演出シーン!
はやはり、昔軽音楽部に所属していた過去を知られたくなくて、音楽室までチーターのように障害物を乗り越えて駆けていく山中先生の描写だろう。
絵コンテ・演出は京アニの俊英高雄統子

けいおん!」はディテールで笑わせる部分が多く、今回もそれが大いに活きていた。

たとえば、フラれた男の子からの「ワイルドな女の子が好き」という言葉を受けてバンドをはじめ、どんどんアヴァンギャルドな格好に化していく山中先生の格好が面白すぎる。最期にはSlipKnotみたいな格好をして、女性の原型留めていないし。

また、澪の書いた歌詞も実に酷かったなぁ。(それが本当に楽曲化されてしまう現実世界も凄いが)

次回はいよいよ文化祭!楽しみ!